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ぎふ・プラハ音楽院セミナーとは

プラハ音楽院への留学選考会が岐阜県で受けられます

ぎふ・プラハ音楽院セミナー

プラハ音楽院とは

 プラハ音楽院は、チェコ共和国の首都・プラハ市のユネスコ世界遺産「プラハ歴史地区」(1992年登録)の一角にあります。付近には、スメタナの連作交響詩「我が祖国」で有名なヴルタヴァ川(ドイツ語名モルダウ川)が流れ、プラハ城や、カレル橋、旧市庁舎などの歴史遺産があります。
 1808年に地元貴族と上流市民階級が協力して創立しました。1891年にはドヴォルザークが作曲科の学科長に就任し教鞭を執り、1901年から1904年までの間は学長を務めています。これまで数多くの著名な優れた音楽家を輩出した名門音楽院です。
 この音楽院で学んだ音楽家には、フランツ・シマンドル、オタカル・シェフチーク、ヴィーチェスラフ・ノヴァーク、ヤン・クベリーク、ヴァーツラフ・ターリヒ、ボフスラフ・マルティヌー(中退)、ヤロスラフ・イェジェク、ヴァーツラフ・スメターチェク、カレル・アンチェル、エウゲン・スホニュ、ラファエル・クーベリック、ヴァーツラフ・ノイマン、イルジー・ビエロフラーヴェクなどがいます。

ぎふプラハ音楽院セミナーとは

 平成11年(1999年)から実施している事業で、令和2年度で19回目になります。
 プラハ音楽院教授による公開セミナー(ステージ上での公開レッスン)と個人レッスン(リハーサル室での非公開レッスン)【いずれも1回50分】を受講することができます。また、最終日には、1年間のスペシャルコースの受講資格を認定する留学選考会が受けられます。留学に際しては、渡航費、滞在費、授業料はすべて自己負担です。留学選考会終了後に留学説明会を実施します。

教授陣のプロフィール

ミラン・ランガー Milan Langer(ピアノ部門)

ミラン・ランガー教授の画像
ミラン・ランガー教授

プラハ音楽院教授。チェコ室内楽界において指導的立場にある音楽家の一人。
プラハ音楽院及びプラハ芸術アカデミーのヴァレンティナ・カメニコヴァ教授、ヴァイマールのフランティスカ・ラウハ、シエナのグイド・アゴスティなど著名な師のもとで学び、ボルザーノ、サンタデア、モスクワの各地におけるコンクールに入賞。さらに「プラハの春」国際音楽祭において桂冠賞を受賞した。国立コンクールではスメタナ・コンクール、ショパン・コンクールの勝者となった。
生涯の音楽活動の中心を室内楽に定め、1994年、高名なヨゼフ・パレニチェクの後継者として名門「ザ・チェコ・トリオ」のメンバーとなり、ヨーロッパ全土、アメリカ、日本において演奏活動を行っている。また、母校の教授としてチェコはもちろん日本を始め世界各国の留学生を育成し、高度な指導と温厚な人柄で慕われている。
岐阜県では、1999年から始まったプラハ音楽院との音楽交流「ぎふ・プラハ音楽院セミナー」にて若い演奏家への指導を行っており、この事業によりプラハ音楽院に留学した音楽家は64名にものぼる。また併せて開催されている留学修了生との師弟コンサートでは、その芸術性の高い演奏で人々を魅了している。

ダナ・ヴラホヴァ Dana Vlachova(ヴァイオリン部門)

ダナ・ヴラホヴァ教授の画像
ダナ・ヴラホヴァ教授

プラハ音楽院教授。高名なヴァイオリニスト、ヴラフ弦楽四重奏団主宰であるヨゼフ・ヴラフの次女として生まれ、幼い頃から多くのリサイタルや協奏曲ソリストとしての経験を積んだ。父親の室内楽演奏家としての活動に親しんでいた彼女は、プラハ芸術アカデミーにおけるマリー・フルノヴァ教授との運命的な出会いによって、室内楽演奏家としての道を歩む決心をした。ARSピアノ三重奏団メンバーになるとともに、父親のヴラフ、ヨゼフ・パレニチェクの室内楽クラスに在席、研鑚を積んだ。彼女の演奏の特性は、チェコ・ヴァイオリンの伝説的名工カスパル・ストゥルナートが1797年製作した楽器から流れ出る聴衆を魅了する豊かで多様な表現力にある。1992年「ザ・チェコ・トリオ」のメンバーとなり、チェコ国営放送の出演、ヨーロッパ全土、アメリカ、日本、韓国などにおけるコンサートやマスタークラスで活躍している。
岐阜県が行っている「ぎふ・プラハ音楽院セミナー」で若い音楽家の指導をしている。

2018年度 セミナー 風景
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